仕事環境に、創造性をつくる。
INSIGHT #003
日本の生産性を、オフィス環境から向上させる。
日本の企業数は大企業で1.1万者。中小企業では380.9万者もあると言われています(2016年 中小企業白書概要)。米国などと比べてオフィスの広さに限りがある日本で、昔から問題となっているのがスペース確保の問題です。職場で個別の机を持たない「フリーアドレス」が叫ばれてきたものの、個人に固定デスクがないという状況が受け入れられず、紙による仕事情報の整理・共有も困難で充分な普及はしていないのが現状です。世界経済とくらべて生産性が低いと揶揄される日本において、良質なアウトプットを生み出すためのオフィス環境はこれからどんどん必要となってくるはずです。

生産性を、能率ではなく、クリエイティブで考える。
私たちは、生産性をあげるためのオフィス環境づくりにも着手(産学連携プロジェクト)。しかし、その狙いはコスト削減ではなく、組織におけるコミュニケーションの活性化、創造性の育成へと展開しています。現在の構想は「浮遊オフィス」。オフィス環境にあるほとんどのモノや設備は、地面に接している状態が通常ですが、椅子や机を吊ることで、労力のかかる配置換えが気軽に実現し、状況に応じて限られたスペースを有効活用することが可能です。ブランコを漕ぎながら企画を考える。昼食後にワイヤネットのハンモックで仮眠をとる。特別違う形に変えなくても、使用場所を変えるだけで新しい価値が生み出せるものだと信じています。