毎日のすき間で、アートを愉しむ。
INSIGHT #001
すべての人に、「美しいなにか」を。
世の中にアートを日常的に身近なものと考えている人は必ずしも多くはないといえるでしょう。大まかな数字であるが、アートを普段の生活の中で不可欠のものと考えている人は約1割程度であり、さらに現代アートの場合は、1 ~ 3 %程度しかいないといわれています。一般にアートあるいは美術、という言葉を聞いて人びとがイメージするものは「なにか高尚なもの」「贅沢なもの」「権威のあるもの」「勉強して理解するもの」であり、自分には関係がなく大切に美術館に収蔵されている高価な品というのが大方の考えであるのかもしれません。しかしながら、消極的になる必要はないのではないか。人は、とかく見たこともない美しいモノに心惹かれてしまうもの。であれば気軽に楽しめるアートを私たちは提供したいと考えました。

技術と感性で、地産地消アートを生む。
緻密で精巧な編みこみと、それでいて重厚な質感・光彩を併せ持つワイヤロープやワイヤネットを用いて、人の時間を少し豊かなものする。すこやかに育つ観葉植物や気の利いたインテリアを眺めるような感覚でたのしめるモニュメント商品を「HITO TO KI」と題し、デザイン専門学生(大阪府大阪市)と協働しながらプロジェクトを進めています。この機会を通じて地域社会に貢献するとともに、学生が将来に向けてより多くの社会的経験を積むことにつながれば、こんなに嬉しいことはありません。