スタンディングオベーションを支える。
INSIGHT #002
その場にいた人でないと味わえない感動。
映画が好きな人が最終的に凝ってしまうのが「舞台」と言われています。最初は「好きな映画俳優が出ている」や「好きな映画監督が演出をしている」などで見に行ったりするのですが、そこで映画とは違うある特徴に魅了されてしまうのです。舞台は実際に同じ空間で、目の前で行われるので、日常と同じ三次元的アプローチになります。その為、同じ場面、同じセリフを話したとしてもこちらに伝わる熱量が違います。たとえ同じ内容がDVDになっていたり、動画投稿サイトにアップされていても、より迫力があり、より酩酊感の高いその瞬間に対して、人は感動し賞賛をする。だからこそ、舞台やライブにはスタンディングオベーションが生まれるのだと思います。


黒染めワイヤロープで、感動と安全を支える。
しかしながら舞台やライブはやり直しがききません。そのためいくら演者のクオリティが高くても、舞台設備が不十分であれば、感動を生み出すことはできません。たとえば緞帳に用いられるワイヤロープと滑車ですが、ワイヤの捻りが荒いモノを使用していると捻りの凹凸が摩擦振動を起こし、滑車音を生んでしまいます。こういった音は舞台の臨場感を大きく阻害する可能性をはらみます。また、舞台機構のワイヤロープの不具合は大きな事故につながりかねません。ですから私たちは、細かく精密に編まれたワイヤロープを開発。さらには「引っ張り試験」や「疲労試験」をとことんまで繰り返しました。感動と安全の両立。その2つが充分に備わっているワイヤロープ設備を、私たちは「黒染めワイヤロープ」を用いて実現しています。某俳優の数万人規模におよぶライブコンサートにも用いられたこともあるこのワイヤロープ。これまで数え切れないほどのスタンディングオベーションを支えてきたのです。
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